看護師が転職を検討すべきタイミングとは

ベテラン看護師が教える「怒り」の感情コントロール術

もう悩まない!「怒り」をコントロールする方法

転職を検討すべきタイミング

転職を検討すべきタイミング

日々の仕事や面倒な人間関係に悩み、常に怒りを感じて限界を迎えそうなのであれば転職することをおすすめします。ここでは、今の職場を辞めるべきタイミングについて紹介していきます。

精神的・体力的な限界が近い

精神的・体力的に限界を感じ始めた時は転職を検討しましょう。ストレスが限界に達するとうつ病などの病気を発症するリスクが高まります。大切なのは、限界を迎える前に「先手を打つ」ことです。精神疾患で療養が必要になった場合、看護師としての収入やキャリアが途絶えてしまいます。医療業界は人手不足なので、どの職場でも健康で長く働ける看護師を雇いたいと考えています。精神疾患による休職歴があると採用側はネガティブなイメージを持ってしまうため、書類選考の時点で落とされる可能性が高くなります。
また、療養生活が長引くと「ブランクあり」のレッテルを貼られてしまいます。長い間現場を離れることで、スキルを取り戻すのにも時間がかかってしまうでしょう。そうならないよう、まずは早めに転職を決断する必要があります。

医療事故のリスクが高い

看護師はチームで動いていきます。チーム全体の業務が滞るほど人間関係が悪い職場は重大な医療事故が発生する可能性が高く、そういった場合は転職を考えた方がいいでしょう。ミスをなすりつけられたり物品を隠されたりするような、お互いの足を引っ張り合う職場で働き続けるのはリスクが高すぎます。例えば、看護師が複数の患者を点滴で殺害した事件が起きた病院では、看護師同士のいじめが横行しており、人材が定着していなかったといわれています。悪口や無視などのちょっとしたものではなく、患者の命に関わるほど劣悪な人間関係の職場は今すぐ脱出してください。

自分の力では解決できない

人間関係を良好にするために積極的に行動しても改善せず、周囲からの協力も得られないような職場なら転職しましょう。自分の力で手に負えないのであれば、今後もストレスを抱えながら働き続けることしかできません。我慢を続けて働けば、当然ながらいずれ限界を迎えてしまいます。
例えば、自分が仕事ができないことが原因で人間関係が上手くいかないのであれば、仕事を覚えて周囲から認められる必要があります。異動の機会があれば人間関係をリセットすることも可能です。しかし、仕事を覚えたのにも関わらず状況が改善しない、一向に異動の打診が通らない、上司に相談しても無視される、といった状態なのであればどうしようもありません。であれば、思い切って職場を変えて環境を一新した方がいいでしょう。