夜勤の疲れに悩む看護師へ

ベテラン看護師が教える「怒り」の感情コントロール術

もう悩まない!「怒り」をコントロールする方法

夜勤の疲れも原因になり得る

夜勤の疲れも原因になり得る

夜勤のシフトに入っている看護師は、疲れやストレスをより強く感じることがあります。自覚がある場合はなおさら、早急に対処が必要です。まずは夜勤明けの過ごし方に工夫を凝らしてみると、疲れやストレスが緩和されるかもしれません。そのためにできることを紹介します。

夜勤による疲れ

人間には、日中に活動し夜に眠るという「概日リズム」が備わっています。夜勤はこのリズムに逆らって働くため、睡眠の質が下がりやすく、睡眠障害を引き起こす場合があります。十分な休息が取れないと心身に疲れが溜まり、気持ちに余裕がなくなることもあるでしょう。その結果、普段なら気にならないような些細なことでも怒りやイライラを感じやすくなり、周囲の人に優しく接することが難しくなります。 こうした心の状態は、職場の人間関係を悪化させる原因にもなり得ます。特に夜勤の時間帯は働いている人数が少ないため、一人にかかる責任が大きくなりがちです。仕事に慣れていない時期は特に強い圧力を感じやすく、心身の負担が増大するという悪循環に陥りやすくなります。このように、不規則な生活による身体的な影響は、自分自身の感情を制御する力や他人との関わり方にまで深く関係しているのです。

夜勤明けの過ごし方を変える

夜勤による疲れを実感したら、夜勤明けの過ごし方を変えてみるのも対処法の一つです。人間には太陽の動きに合わせて体調を整える仕組みがあるため、夜勤明けもこのリズムを意識することが重要です。体への負担を減らすためには、日中に長く眠りすぎず、できるだけ夜にまとめて眠るように生活を調整しましょう。仕事が終わったあとの仮眠は、「2時間程度」に留めるのが望ましいとされています。長時間眠ってしまうと、夜に眠れなくなり翌日の体調に影響が出るためです。 日中に仮眠を取らずに過ごす場合でも、体には自覚のない疲れが溜まっている可能性があります。そのため、運動や遠出といった激しい活動は控え、心身を休めることを優先しましょう。無理にアクティブに行動しすぎると、かえって疲労が蓄積してしまいます。自分の体の状態を慎重に確認しながら、静かに過ごす時間を作ることが、健やかな生活を維持するための鍵となります。

働き方そのものを変える

どうしても疲労が解消されない場合は、現在の職場で夜勤を担当せずに「日中のみの勤務」に変更してもらうこともおすすめです。夜間の勤務がなくなることで生活リズムが一定になり、身体にかかる負担を大幅に減らすことが期待できるからです。しかし、勤務形態を変更する際には注意すべき点があります。一般的に夜間の業務には「夜勤手当」がつくため、日中の勤務だけに切り替えると、これまで得られていた収入が減少する可能性が高くなります。 そのため、すぐに働き方を変えるのではなく、まずは夜勤明けの過ごし方を工夫することから始めるとよいでしょう。それでも改善が見られない場合に、収入と健康のバランスを考えた上で日勤への変更を検討すると、より納得できる判断ができます。自分の「生活設計」と「体調」を照らし合わせながら、一歩ずつ慎重に最適な道を探していくことが望ましいです。